2007-01-01から1年間の記事一覧

歌い納め

今年最後のライブ、名も知らぬ方々3名の大観衆の皆様ありがとう。 人口2千人余りの島で3名に聴いていただける奇跡にありがとう。 ジョートーでした。 あなたやあなたやあなたに、よいお年を!

すべての狂人へ

きみが悪いんじゃないよ 誰かのせいでもないよ 誰が悪くて誰が善いとかではないよ ただみんなの意見がまとまってなかったのだ 無意味な争いや殺し合いをやめようということさえも ぼくやきみやみんなの切実な願いは一体何だろう?

この道

行くも地獄、帰るも地獄。 または、 どちらも天国。 自分が救われるために歌っていたし、 自分が救われないことには誰も救えないと思っていた。 だけど、 もう自分を救う必要はなくなったし、 (元々救われていたんだった!) そもそも何かのために歌う必要も…

夜が明けたら、

仕事だか遊びだかわからない。何もかも。 掃除も畑仕事も釣りも洗車も、歌も。 最低気温20℃、最高気温24℃とか。そんな感じ。 曇り時々雨または晴れ。北風強かったり。 Tシャツ短パン、時々長袖。 毎日蚊に刺される。 そんな十二月。

イダの浜

西表島上陸から半年が過ぎた。 自己を放棄しているのか、 生きることからやり直してるのか。 たぶんその両方でもあり、 どちらでもない。 明日どこで何をしていても、 いま、ここにいる。

ビート歌手の煩悩

歌い始めて暫く…歌手は消えて歌だけがあってドックドックとビートを打っていた。 帰り道、いつ死んでも死ななくても何でもオーケーだったな、とか考え始めた頭をポカリと叩くと痛かった。

パリテキサス

毎日が足早で、俺は暇潰しの男 ひねもす時代劇を眺めてる、イエイ 夜もすがら眠れずに明日を待ち続けてるだけ 繰り返す過ちを眺めてる、イエイ 夢うつつじゃないんだ! 気づいたら行けばいい西でも東でも パリでもテキサスでも 毎日は知らん顔、俺は穀潰しの…

廃墟に赤い花

雨降る山道で歌が生まれてきたので、それを歌いながら歩いていると、廃墟のところに赤い花が咲いていました。 ☆ ☆ 初めて見た雪の白さよ この世の光の眩しさよ 微笑んでいるのか 泣いているのか 目に映るすべてを 見ているのか

あの橋が朝日を浴びてから 闇に塗り潰されるまで 今日の歌をうたったあとで 一匹の螢に会いました 尻をグリーンに光らせて 地面を這っている螢は 「今日とか明日とか言ってないで 今は今の歌を」 とうたうのでした

十二月

海は、 そんなこたあたいしたことない、と、 何度でも笑った。

雨漏り

台風23号がぶらついて大雨、強風。 壊れた箇所も、屋根のありがたさも、 晴れてるうちは気付かない。 何かあったときに慌てたり、 騒いだり、逆恨みや後悔をしないように、 いつも感謝を忘れず、 いつも尻を拭いていよう。

ノーフューチャー

十一月の雨には濡れるな もし濡れたら 乾かせ いつだって どこだって 未来などない 今、 歯を磨け

夕暮れトラクター

近所のおっちゃんがトラクターで耕してくれた。 颯爽と去って行くおっちゃんに合掌。 仲間橋の下で2時間ほど釣り糸を垂らす。 かわいいチヌ1匹。ごちそうさま。合掌。 よろめかず、地に足をつけ、畑に水を撒き、日が暮れる。 やがて朝が来て、太陽が身を焦…

イッツオールライト

東京公演に向けて浜で稽古していると、二人連れの旅人が一曲聴いてくれて、「一枚いいですか?」と言うので、てっきりCDのことかと思い、「残念ながら在庫切れで…」と答えると、「いや写真を…」「ああハイハイいいですよ。撮ってあげましょう」「い、いえ…

月に微笑む

さらさらさらという 音に振り返ると 金平糖が降ってきて 地面の底に 吸い込まれ 消えてしまいました

雨乞い

島大根、サラダ菜、インゲン、春菊、チンゲンサイ、島菜。 修行先のニイニイネエネエ、オジイオバアや近所の方々に助けられ、すくすく育っております。 ここんところよく降ったので、芽を出し葉を繁らせたのですが、蝸牛が大量発生。 一匹ずつ捕まえて「ここ…

すぐ近くに 手を伸ばして 触れられるより もっと近くに あるもの 背中を鏡に写して 見るようにさえ 見えないもの ないときに あることが よくわかるもの ないときも それはいつも ここにある

天気予報

自分がどんなにわがままで勝手に生きてきたかわかるのはどんなときだ? どんな瞬間なんだ? どうにもならないことをどうにかしたくても無理だ。 どうにかなるかもしれないことがどうにかなったりするのは楽しい。 朝焼けが今日は晴れだと云っている。

ぼくらが立ってる場所は平均台の上じゃないから ときどきバランスを崩してコケちまっても また立ち上がればいいじゃん 寝転がっててもいいし這って行ってもいいさー もしもあなたが狂ってると言われたなら もしかしたら正常な証拠かもしれない ぼくらは欠け…

ゴマフエフキダイ

夜の闇は深く 風雨を凌ぐ橋の下 釣り糸を垂れ 耳を澄ましていました ぴしゃっ ぴしゃっ ぴしゃっ ぴしゃっ ・・・・ ・・・ ・・ ・

フェリーニ

道は海の上や 雲の中に そして 歌は便所掃除や 畑の中や雑踏 人と人が交わる あらゆる場所に

いつもの朝

欲張らないで 今日は今日の分 朝の厨房 空のフライパン ほら 朝焼け焼けた

抜ける

空が青かったことは ローカル新聞の 三面記事にも ならなかった

カニの逆襲

わたしたちの 腹が痛かった夜 切っても切っても 生えてくるハサミで 攻撃してくる蟹の夢をみた で、 燐寸で火を点けて それから外へ出て 明け方前の星がとても綺麗だなあ つまるところ、 蟹や星と違い人間は 二、三十年かけて少し賢くなって 何年か何十年か…

夢は枯野を?

台風で木々は枯れてしまったが 駆け巡るのは 枯野だろうが荒野だろうが 向こう岸だろうが 縦横無尽にジャンプすれば? ところで 果たすべき約束は ひとつずつ果たすべし ボブディランのネヴァーエンディングツアーは あと何万年? 芭蕉の夢は もう何億年? …

発芽

大根が芽を出し 友達の赤ん坊を抱いた 北風が強く吹き 私は展望台で歌を歌った

十月

晴耕雨読と云うが 雨が降っても耕せるので 久々にいい天気のこんな日は ちょっと海へ ☆ 自分の所有物なんて何もないんやね ☆ どうでもいいことはどうでもいいことだとわかること以外は どうでもいいことだったんだ! ☆ 小さなその場の安心を重ねても 大きな…

窓から

長い長い船旅に ぼくは疲れちまうどころか 日暮れまで クソガキみたいに 精根尽き果てるまであそんでいる 友よ ぼくは年貢を納めるよ オレ幕府に そして 旅はまだまだ続くのだ なあ 友よ 終わりとか 始まりなんてないんだね 朝も夜も 始まりで終わりだ 夜に…