おもしろおかしく 生きてくことができるとか できないとか 考えこむより先に 名を呼ぶ 初めて覚えた 言葉としか思えないまま 何度でも 思い出すより先に 名を呼ぶ

林檎を齧る、 その唇を齧る

晴れたり降ったり もしくは 晴れても降っても 微動だにすることの ないものを探すのを やめたときに初めて それが見つかったのか！ それは 目に見えない 耳で聞こえない 手で触れることの できない ひかり

夢うつつ、じゃないんだ うわの空、なのは何故？ まぼろし？ いいえ、滴る汗だ 夕焼け空、に訊いたのは 胸騒ぎ、の理由だった？ まぼろし？ いいえ、体温だ きみの手を透かし ぼくの手を透かし とりあえず マグマ溜まりで 会おう

無理に 元気ださなくていいよ だけど 無理に 悲しまなくていいよ そのままで 目を閉じて 目を開けて 世界は そのままで だけど 世界は まったく変わってる

どうでもいいことがどうでもよくなる 反省することをやめられないなら また同じ過ちを犯すだろう どうでもいいことに捕まることがある バタバタせずに捕まっていよう 時化の海では船長に任せよう 二度とない というのは 半分当たりで半分外れかもしれない 何…

ゼロから始めよう いつだって 手の中は空っぽだよ 何もなく すべてがある

自殺志願者も 殺人志願者も 汚職志願者も 聖職志願者も 港へ そして つかの間の ひかりを 身内の不正を庇い 他人の不正を裁き 自分を可愛がり 自分を憐れんだら 港へ そして つかの間の ひかりを ★ また台風が来る。 今度のはデカイから、備えて、待つのみ。…

本当に久しぶりに紫の空の朝。 一瞬にして白くなり、だんだん青くなる。 もう十日ほど、風と雨、そして忙しい日々。 透明になったら、どこに行こう？

逆ギレ、とは、キレた相手に対して防衛本能が働き、生存しようという意志によって相手を威嚇する現象である。 どっちもどっちだが、キレないに越したことはない。 意志などなければ尚よい。 と言うと、論理が飛躍しているが、論理がないならもっとずっと素晴…

つまらない事ばかり こだわって生きてきた くだらない冗談を 本気にしたりして オウ イエイ あはは あははっはっはっはは どこまで続くのか うんざりしてたのさ どこまでも青い空 憎んだりしてたのさ あはは あはは あははっはっはっはは 大袈裟な夢をみて …

花火は いいね

きみが笑えば空も海もひっくり返るのに どうして人類は原爆を投下したのか？ それはきみの笑顔が曇ったときに ぼくの心を覗いてみればわかる もしもわからなければ やりたくてやったことを 恩着せがましく思った瞬間の 心の動きをじっと見てみればいい たと…

意味もなく高い所にのぼりたくなったので、いつもと違う仲間川展望台へ山道を歩く。 あんまり眺めがよいので煙草を一本吸って帰り道、意味もなく高い所にのぼりたくなったので、パパイヤの木にのぼる。 収穫したものを袋に詰めて馬鹿は山をおりた。

６号の次は７号が律儀に寄ってった。 台風はきっと律儀ではなく自然体なんだろう。 人情や愛や友情もまた、そうあればよい。 でもよ、不自然なことなどあるだろうか、この宇宙に？ 不自然だと『思う』こと自体が不自然なんよなあ。 セマルハコガメよ、いつか…

わたしはヤドカリだが 役に立つことは何も覚えていない あなたはカタツムリか？ ここへ来て生活の知恵を学ばせてもらっている いつかそれを全部忘れたとき 幸福に暮らせるだろうか？ それにしても風が強い いつか？ そんなものはないのだ いま、わたしは幸せ…

八重山諸島・西表島に近付く場合、日本のニュースじゃほとんど取り上げられん。あはは。 小型の台風で少し進路もそれ、船の欠航くらいですみそう。 本日は文字通り『孤島』状態。 ここが大丈夫でも、台湾が直撃やったりするわけで、『幸い大丈夫』ではないん…

祭りも終わろうとする頃 ぼくらは仕事を終え 仲間橋の上にいた 花火があがるのを待つ間 流れ星をいくつも見た やがて星空に穴があき みんな口をあけて 突っ立っていた 夜は更け 朝が来て スコールの後 きみは 虹を 見 た か い ？

おまえの味方は いっぱいおると思うなあ おまえが気づいてないだけでさー 敵とか味方とかやなくてね

出会ってしまったからには いつか生き別れか 死に別れる と云った そんなことより 朝も 夜も 扉を 開く

目的はなく 陽射しを浴びて 両手を広げ 時々潮に 引き寄せられ 海に潜る 濡れた体で 歌ったら 木陰でちょっと休む もう何百億年か こうしてる ★ ビート歌手は、ぼちぼちとレコーダを回し始めた。 三万年後にはニューアルバムを発表したい。