修羅の道

37年近く生き延びると人生の機微の少しもわかってくるのかはわからないが、
みんなそれぞれいちじゅうひゃくせんまんの夜と朝を越えてそれぞれ自分をかわいがっているということに今更ながら気づかされる。
そして何よりわたくしの自己への執着ぶりはまったくもって相変わらずだなあと驚くやら呆れるやら、
と云いながら水を浴びて全裸でこれを書いていることをおもしろがっている自分がいるなあと自己嫌悪している。
自己嫌悪しながら自分の頭を撫でてかわいがっている。


友よ、
あんたがんばってるよ。
友よ、
おまえがんばってるなあ。
友よ、
きみがんばってる!
友よ、
あなたほんとがんばってるね。


欲望、怒り、執着に囚われながら、
全部ひとつずつよく見てみよう。
全部全力でやろう。
鬼を笑わす暇があったら、
いまここで、
今日の歌を。