迷える狂人のための名言・珍言

「精神を凌駕することのできるのは習慣といふ怪物だけなのだ」(三島由紀夫)

「習慣というやつは勇気よりも簡単に身につくものだ、とりわけ食っていく習慣は」(セリーヌ「夜の果ての旅」)

「人間は自殺しないですむために神を考えだすことにばかり熱中してきた。これが今日に至るまでの世界史の要約だね」(ドストエフスキー「悪霊」)

「全ての自殺は思考の中断だ」(三島由紀夫)

「私が生きているときには死はない。私が死んだときには私の生はない。したがって私にとって死は存在しない」(エピキュロス)

「『理性』の明晰さを証明するのは、それが『狂気』ではないからであって、『理性』はそれ自体として『理性』であることを証明できない」(M・フーコー)

「滝に打たれて十年で得られる感覚が、ドラッグによって得られるなら、それはまったく同じことなのであって、ドラッグをどうこういう筋ではない」(澁澤龍彦)

「理性の本性は推論の能力であり、それは、もうそれ以上進めないところまではいくらでも新しい推論を生み出すような力なのである」(カント)

「いろんな物を持ってきてくれるのはありがたいよ。でも、集会とか行ってもオレには何のことだかさっぱりわからないからねえ」(或るホームレス)

「道で仏に逢えば、仏を殺せ」(臨済禅師)

「血をもって書け、そうすれば血が精神であることを理解するだろう」(ニーチェ)

「WHO ARE YOU?」(或る壁の落書き)

「われわれは、それを犯罪だから非難するのではなくてわれわれが、それを非難するから犯罪なのである」(デュルケーム)

「『狂人と馬鹿に責任はない』という社会的な合意は、原始社会から既に広く存在し、日本においても古事記に、スサノオの乱行に対するアマテラスの釈明にも認められる」(小田晋)

「世界は七人の女に支配されている。赤・青・黄・緑・紫・黒色の髪の女、ハゲの女。これで七人だ。」(ショーン・ペンが演じる或る狂人)

「これらの言葉を盲目的に受け取らず、よーく自分で考えよう。それがあなたらしく狂人であることのコツである」(禅蔵)