禅蔵@西荻ターニング

1.見るまえに跳べ
2.美しい世界
3.20号線
4.あの一瞬
5.青空のささくれ
6.春の夕暮れ
7.夢の中



クリシュナムルティ曰く、
「瞑想は経験を継続したり拡張したりすることではない。
 経験には必ずその目撃者がおり、彼は常に過去に縛られている。
 それに対して瞑想は、あらゆる経験に終止符を打つことに他ならない全的な無行為である。
 経験的行為は過去に根ざしており、常に時間に縛られている。
 そこからは混乱の原因となるような行為が生まれるだけである。
 瞑想とは、過去に惑わされることなくあるがままの現実を見るような精神から生まれる、全的な無行為である。
 そのような行為は外部からの働きかけや問いかけに対する反応ではなく、働きかけと一体であり、それゆえ二元性がない。
 瞑想は経験の堆積から絶えず意識的、無意識的に浄化を行なうことであり、一日のうちのある時期に限って行なわれるものではない。
 それは朝から夜まで、見る者によらずに絶えずひたすら見ることである。
 それゆえ、日々の生活と瞑想、宗教生活と世俗の生活との間に区別はない。
 そのような区別は見る者が時間に縛られているときだけに生じる。
 そしてそのような区別の中に混乱や不幸が生まれる−それがわれわれの社会の実情なのである。」