因縁

業が深くて?
追憶趣味がやめられません。
ああぼくは音楽への愛が足りなかったのだ!
目立ちたがりの芸人根性さえも足りなかったのだ!
そんなぼくですが仲間には本当に恵まれました。
それなのに無償の友情を疑ったりする愚か者でした。
怒りながら悲しみに泣きながら歌ってばかりいたのでした。
これからは笑いながら踊りながらも歌っていけるでしょうか?
思えば絶望の淵にしがみついて歌っていました。
足を滑らせ真っ逆様に落っこちたとき初めて希望を感じました。
そして初めて大地を裸足で歩いたのでした。
重いブーツを捨てて軽やかに歩いたのでした。
ありがとう、ありがとう。
さようなら、こんにちは。