さらば東京、またね

宮地監督の新作映画「Dog Day」を観る。
暴力、衝動、焦躁、悲しみ、可笑しさ…すべてを包んで全編に流れる「やさしさ」に打たれた。
いい作品、いいパフォーマンスというのは、観る者のいま、これからに跳ね返る。
たとえばオレがブリキならば、ネジを巻かれてカタカタ歩きだす。
迷いはありえない。
今日も生かされたんだからさ。



雪の舞う東京を後に、列車に乗る。
ビート歌手は再び旅へ。
またお会いしましょう。
それまでお元気で。