エコとエゴ

zenzooo2007-09-10

昨日は修行先のボス夫妻のご厚意により西表島エコツーリズム協会のビーチクリーンアップ大作戦に参戦させていただく。
三十数年前まで集落があったが廃村になり今は大学の海洋研究所だけがぽつんとある「網取」へ。
「網取」は陸続きだが道路はなくアクセス手段は海路しかないためグラスボートで波飛沫をかぶりながら向かう途中イルカを見た。
生憎のひどい雨に曝されながら回収・分別・分析・運搬作業が続くのをカツオドリが見ていたか見てなかったかはわからない。

たとえば中国や台湾のごみが西表島に漂着し日本のごみはアメリカやカナダに漂着する。
これは複雑な問題だろうか?
国家や政治が存在しなかったらごみ問題は問題にさえならないだろうか?
たとえば先進国と途上国とか私とあなたとか区別をわざわざ意識して損得勘定をしてしまうのはなぜだろう?
普段の生活の中で私たちがごみを散らかすのを一切やめたときごみ問題は解決するだろうか?
物事を合理的に考えることを一切やめたとき政治は必要なくなるだろうか?
その答えは風の中ではなく今日の今のあらゆる場所のあなたと私の区別がなくなるあらゆる瞬間にあるだろうか?