終わりの始まりの詩

生きていれば
いつかどこかで
きっとまた会える


そんなこともある


だからってわけじゃないが
ぼくはうたを歌い続ける


★☆


セリーヌ


霧雨の街で きみに似た人に
すれ違った 途切れたメロディ
踏切の向こう 目眩く夢
ジェットコースター 流れ星みたいに


  夜も朝もきみのことだけ
  ほかに何を思えばいい?
  嘘だと云ってくれ
  嘘だと云ってくれよ


 悲しい予感はいつだって 本当になるのはなぜだろう?
 きみに出会わなけりゃよかったな
 悲しい噂はいつだって湿った風に包まれて
 きみがもうどこにもいないなんて嘘だろ? 


星屑の下で きみが踊ってる
見間違った 月に吠える犬
あの星の向こう ぐるぐる回る
コーヒーカップ 夜の果ての旅


  ひどく遠くに来たみたいだな
  さっき生まれてきたみたいだな
  雨が止んだあとに何か楽しみが 
  待ってるわけじゃない


 悲しい予感はいつだって 本当になるのはなぜだろう?
 きみに出会わなけりゃよかったな
 悲しい噂はいつだって湿った風に包まれて
 きみがもうどこにもいないなんて嘘だろ?