気がつけば

こんなにも擦り切れた靴だ
走ってる間はわからない


振り向けば
でたらめに描いた世界が
窓辺でウィンクしているよ


二度目なら
少しは上手に描いてくれ
神と仏と詐欺師の名のもとに


三度目は
ないと思えあるとしても
千年後のバクダッドカフェあたり


行きたけりゃ
間に合わなくても行くしかない
たとえパリでもテキサスでも


カサべテス
逆剥けて傘差さないの?
捧げて抱かれて別れです