追憶または錯乱

木曜の夜、酔い潰れた女が中央線で蹲る。俺は深夜バスの列に並ぶ。何人並んでるか数える気のしない長い列に並ぶ。今夜はいい夜だった。結果的に結果オーライ。そんな夜はしょっちゅうはない。何がってわけじゃなく気持ちのいい夜。
玉川上水に沿って自転車漕いだものだった。そういえば。おまわりに呼び止められて、くだらない話に付き合わされたものだった。あの頃は携帯電話なんてなかった。ポケベルさえもなかった。